これらの作品は、裏と表で僅かにかたちが異なる。
端から切れ込んでいく方向がずれている。
真横から見ない限りそのことは
ほとんど人が気づかない。
立体を捉えるとき
見えない裏側や陰の部分は、頭の中で組み立てて
理解しているように思えるけど、
実際のものは、捉えたものとかなり違っている
かもしれない。
視覚的に立体を捉えるより、
触覚的に捉えたほうが実体に近いと思う。
触って確かめたほうが実感として認識し易い。
ということで 個展をしたときには
来てくれた人に 触って鑑賞していただいた。