思考

藻⑨

先週見た野見山さんの展覧会で感じたことが
自分のつくりたいものとオーバーラップする。
曖昧なものを曖昧なままに表現したいと思うのだが
立体にする以上、モノとしてあるわけだから絵画のような
ぼかしや微妙な重なり、奥行きがどうしてもはっきりしてしまう。
錯覚を起こさせるようなものもおもしろいと思うけれど
それだけに意識がいってしまいがちで難しい。


ちいさな半透明の塩ビのタイルをくっつけていくつかマケットを造ってみた。
それなりではあるが、まだ曖昧にしたいところがはっきりしすぎている。
かたちそのものが強いというのかなかなかぼんやりしてくれない。
もっと違った考え方をしなければ・・・。