見かけ

アクリル削り出しt.5mm×w.105×d.100



日常生活における情報の大半が視覚によるものである。
もし目が見えなかったら、あるいは見えなくなったら
随分外界のものに対するイメージは全く違うものになってしまうだろう。


目が見えるとついつい視覚による情報に依存してしまう。
なので 視覚とは違う情報が他から入ってくると戸惑うことがある。
錯覚はその顕著な例の一つ。


錯覚の世界―古典からCG画像まで ←この本や
北岡明佳センセのページを見ると
「あれっ!」「う〜ん」「おおっ!」となるが、
実生活においては錯覚を錯覚として自覚しづらい。
どうしても視覚優先になりがちである。


毎日見ている景色のなかに ある日突然何か発見する。
「あんなものあったっけ?」と人に聞くと
「むかしからあるよ。」などと返ってくる。


視覚と記憶の関係ってのもややこしいなあ。