タイプ別

t.5mm×w.475×d.170



朝起きるのにたくさんの目覚まし時計がセットされている。
2〜3分おきにそれらが鳴り出す。それでも暫くの間は
眠り続けている。ギャンギャン凄い音が鳴り続く。
その後 ようやく起きたのか、音がひとつづつ鳴り止む。
昔住んでいたアパートの隣人は、毎朝そんな様子であった。


人間は、大きく分けて2つのタイプに分類できるらしい。
一つは、隣人タイプの音などの刺激の強さに応じて反応するタイプ。
もう一つは、私のような刺激の質に応じて反応するタイプ。
後者にとって目覚まし時計は、一つあれば事足りる。
つまり 小さな音でもすぐに反応してしまう。
いやむしろ小さい音のほうが気になるのである。


その人の性格によるものなのか、脳ミソの伝達経路・物質の違いによるのか
定かではないけれど、他人を観察していて
「この人は、目覚まし時計○個。」 と思える時がある。


この分類で思い浮かべてみるとそれぞれのグループ内に共通するほかの
項目もあるように思える。